先月末以来の超大怪獣大特撮大全集SDX。
残すところいよいよ来月のオールナイトのみとなりました。寂しー!!!
本日の作品は95年の『ガメラ 大怪獣空中決戦』。
昨年11月のガメラ2・3と合わせて、同じスクリーンで平成ガメラ三部作を駆け抜けるという贅沢を満喫させていただく事に。
特に第1作は三部作の中でも一番好きな作品なので上映前からワクワク。
ガメラ 大怪獣空中決戦大映 1995年
製作総指揮 | 徳間康快 |
---|---|
監督 | 金子修介 |
脚本 | 伊藤和典 |
特技監督 | 樋口真嗣 |
音楽 | 大谷 幸 |
出演 | 伊藤剛士、中山 忍、藤谷文子、小野寺 昭、螢雪次郎、長谷川初範、渡辺裕之、本田博太郎 ほか |
久々に鑑賞した本作ですが、『アレ?こんなにハラハラする映画だったっけ?(失礼)』と感じるぐらい無駄がなくスリリングな展開。やっぱりね、怪獣映画はスクリーンで見ないと真価を味わえないのね。
開幕のプルトニウム輸送船の座礁から、心臓がドキドキ。これだよ、怪獣映画のワクワク感!大谷 幸さんのサウンドもドンピシャでカッコいい!
ギャオス捕獲作戦、富士のガメラ迎撃戦とテンポよくお話が進みます。最初は保護対象だったギャオスの危険性が判明していく過程がリアルで、ドキュメンタリーを彷彿ともさせます。G2の感想でも書きましたが、判明していく怪獣の生態が物語の進行と絡まっていくのが怪獣映画の醍醐味。
張り詰めた緊張感の中での、草薙親娘の絆だったり、人類の味方であるところのガメラの描写だったりが本当に心暖まる。
特に松尾貴史さん演じるタクシードライバーの『怪獣見るなら映画館で見な!』の台詞を映画館で聴ける謎の感動!!(笑)(この後封鎖を強行突破する松尾さんがホントに可笑しいw)
とはいえ、本作のガメラもあくまで目的はギャオスの駆逐な訳で、人類の都合はお構い無し。まぁ~、街を壊すわ壊す(笑)。G3の時は「もう人間を顧みる余裕がもうないのね(´;ω;`)」と思ってみてたんですが、この頃からガメラって案外変わってないな、と(笑)。(たまに人間を助けるのもチャーミング。)
渋谷を襲ったギャオスの食人描写も大スクリーンで改めて見ると実は思い出以上にグロかったり。G3でのハード描写はこの頃から徹底してたと再認識。
G3自体がG1の伏線回収みたいな所もあるので、G3見てからG1を観ると逆説的?に『おっ』ってなる描写も多いですね。
シリーズ第1作の強みで、作り手の『こんな怪獣映画が見たかった』が一番ストレートに溢れてるのが本作の魅力。ミニチュア特撮もCGも、すっごい真摯に怪獣映画してると感じました。
これにて超大怪獣大特撮大全集SDXのレギュラー上映、最終回。
そして来月は『超大怪獣大特撮大全集SDX NIGHT』!!!
ゴジラ!ゴジラ!連合艦隊!!!
フィナーレを飾る、超骨太プログラムっ!
特に連合艦隊は初めて見るので楽しみですね~♪
大怪獣新聞裏面の告知が超カッコいいぞ!
っとその前に、今月末には『ウルトラ大全集スペシャルNIGHT2』もあるんですよね。オールナイトにそなえて体調を整えとかないと!