【アートめぐり】展覧会 太陽の塔@あべのハルカス美術館/映画 太陽の塔【鑑賞記】

公開

展覧会 太陽の塔

台風24号・25号が日本列島を縦断しようとしておりますが、そんな天候もお構いなしに昨日はあべのハルカス美術館で開催中の展覧会「太陽の塔」に行ってきました。


太陽の塔 断面図

展覧会入り口には太陽の塔の断面図が掲げられていて弥が上にも期待感が膨れ上がります。内部図解は男の子のロマン。

写真撮影可だったので撮りまくりました。
最近、撮影OKな展覧会が増えた気がしますが気のせい?SNSで気軽に写真を共有できる文化が根付いてきたからかしら?


最初に出迎えてくれたのは非常に愛らしい「若い夢」。岡本太郎さん自身の墓碑にもなっています。歩を進めると中ボスのように待ち構えているのが「地底の太陽」。フーマの首領・クビライを彷彿とさせる存在感でHadagyの特撮センサーが勝手に暴走していました。

地下展示全体模型

クビライ…地底の太陽を過ぎると、テーマは地下展示物が中心になります。

地下展示全体模型はサンダーバード基地を彷彿とさせて男の子心をくすぐりすぎます。だれかキット化してぇ!


地下展示は「祈り」をテーマに3つのエリアに分割されています。
太陽の塔につながる中心エリアには前述の「地底の太陽」、そして「ノン」がいます。

ノン

両手を前に突き出し、何かを拒絶するような「ノン」。

名前の由来もやはり「NON」でしょうか。


「人類の進歩と調和」と科学の発展を謳うイベントの、まさに象徴的シンボル ―太陽の塔― の地底には人類の原初の姿があり、そしてこのようなオブジェが置かれているというのは非常に興味深いですね。

ノンはいったい何に対して「NON」を突き付けているのでしょうか。


制作風景のジオラマなど。

圧巻は丹下健三さんが設計した「お祭り広場」の大屋根を貫く、EXPO’70当時の太陽の塔を再現したジオラマ。

「お祭り広場」の大屋根を突き抜ける太陽の塔

太陽の塔 内部模型

いよいよ塔内部のセクションに突入。

一発目の内部模型でガツーンとノックアウト。これは欲しすぎる。どこのメーカーでもいいのでプラキット化してくれぇ…(笑)


生命の樹 再現模型

塔の内部模型の隣には有名な「生命の樹」の再現模型が。

生命の進化の過程を表現した巨大オブジェですが、単細胞生物から人間へと進化と反比例するようにオブジェのサイズも小さくなるのが面白いですね。

根源を忘れて進歩と調和もないんだよ、と太郎さんに言われているかのようです。


今はもう絶滅した恐竜たち

生命の樹の中腹にいる恐竜たちが超絶可愛い。
特に右端のアヒル口のピンク!可愛すぎてけしからん!!

塔内部のオブジェは復元の際に半数以上が作り直されているらしいのですが、この子たちはこの造形のままなのだろうか…



いよいよ展覧会の目玉である「初代・黄金の顔」の展示へ。

大きすぎてカメラに収まらんwww
現在の太陽の塔に据え付けられている黄金の顔は92年頃の大規模メンテナンスの際に対候性・耐腐食性を鑑みてステンレス製の物に交換されたものです。

今回の展示は、倉庫に保管されていた鉄板製のオリジナル「黄金の顔」を当時のままに組み立てたものになります。

縦横無尽に走る パネルラインと無数のリベット、金属板の組み合わせが生み出す硬質感あふれる曲線…黄金の質感にもゾクゾクしますが、何よりそのサイズから来る圧倒的な存在感が半端ないですね~!

もうちょい俯瞰して見たかったのですが、手を伸ばせば届きそうなほど間近に迫って見れる今回の展示もそれはそれで◎。


黄金の顔を抜けていくと、絵画を中心とした岡本太郎さんの作品が多数展示されていました。

「太陽の塔」につながる数々の絵画作品も展示されていた

太陽の塔2018年 映画『太陽の塔』製作委員会

公式HP(http://taiyo-no-to-movie.jp/)より引用

展覧会「太陽の塔」を満喫したあとは、アポロシネマ8で公開中の映画「太陽の塔」を鑑賞しました。

上映初日限定のステッカー。どこに貼ろうかな。

「ドキュメンタリー」であること以外は事前知識を全く入れずにタイトルだけで観に行ったので、色んな意味で予想外でしたねぇ…(笑)


「プロジェクトX」的なのを期待していったら、ガチの芸術論的を見せられたといった感じでしょうか。公式HPのプロダクションノートを読むとそれも狙いの一つのようですね。

太陽の塔に屋根をブチ抜かれる事になる「お祭り広場」を設計した丹下さんとのバトルとか精鋭の設計技師たちの悪戦苦闘とかそういうのを期待してたんですが…(笑)

太陽の塔は「過去・現在・未来」を俯瞰する「曼荼羅」なのだという話は、展覧会で様々な展示物をみた直後だっただけにとても興味深かったです。

そして人間の、人間らしさというものを常に追い求めていた岡本太郎さん。

「人類は進歩なんかしていない。いまの人間にラスコーの壁画が描けるか。
調和? 皆が互いの顔を立てて60点で満足する調和なんて卑しい」

岡本太郎

「ぶつかり合う事が調和」という言葉、非常に胸にストンと落ちました。

綺麗なもの、効率のいいものばかり並べるほど、物事の本質は見えにくくなるようです。太陽の塔の地下に佇むノンちゃんはそんな上辺だけの「進歩と調和」に「NON!」を突き付けていたのかも。

映画はまるっと2時間、結構ハードな鑑賞でした。
帰りにあべのハルカスの2Fを通ると、連動企画「EXPO’70写真展」がありました。

どこのパビリオンの制服?

小さなブースでしたが、とりわけ目を引くのが、当時のパビリオンのユニフォーム。

パビリオンごとに色々なユニフォームがあったみたいですね。これは何館のだろう?

なにより丈の短さが気になるわ~(笑)


というわけで半日程みっちり太陽の塔に浸かった訳で。
あのヘンテコでベラボーなオブジェがなんとなく好き!ぐらいの人間だったのですが、少し太陽の塔に対する理解を深められて良かったです。

公開されている内に、太陽の塔の内部も見学に行きたいなー
平日だと割と予約も空いてる感じですが、週末だと数か月後まで予約うまっちゃってるんだよなぁ…

hadagy

猫大好き!あとは怪獣、読書、映画も好きよ。 趣味はプラモデル作りなんだけど、最近はお仕事が忙しくてあまり作れていないなぁ。 名前の由来は「肌着」から。学生の頃、肌着で寮内をうろついていたらそんなあだ名をつけられたわ。本人も案外気に入っています。

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1件の返信

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